梅雨も明けていよいよ夏本番!
ですが、インドア記事です(笑)

山料理勉強中ですが、テールスープじゃないですよ♪ (*´▽`*)
アウトドアブログとして遊びに来てくださった方にはナンノコッチャの記事ですが、雑学的にへ~って読んでくださると嬉しいです。
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今日の主役、私のヴァイオリン。
No Labelですが、1850年頃のフランスのCaussin Familyの誰かの作らしいって楽器屋さんのお話。
学生時代にローンで購入した青春の宝物。
バイトして~、ちょっと食費を切り詰めたりして~。懐かし。
大学に進学してすぐ、自分の腕は置いといて、枯れたいい音のヴァイオリンが欲しくなりまして、楽器屋さん巡りで御茶ノ水辺りを徘徊したり(笑)
楽器借りては返却し、借りては返却し、、を数年繰り返して、大学3年になる春休み。
当時実家があった杉並区に帰省?していて、シャコンヌさんの吉祥寺店開店記念フェアでこの楽器と出会って弾いた瞬間、ビビッ!と感じてすぐ決定したのでした。
この楽器で弾いた最初の定期演奏会のメインは"エロイカ"。ベートーベンのシンフォニー第3番"英雄"。
そしてその後数年は、多い年で13回とかの演奏会で勉強させてもらいました。
私の愛器、まさに相棒です、、、、、、、た(過去形)。
っていうのが、子供が生まれてからはヴィオリストに転向した私。
最近はめったに弾くこともなく、壁に吊られてオブジェ状態になっておりました。

ニスの状態は良いとは言えないこの娘、まさにアバタモエクボってやつですが。
なんて言っても音がいいから。主観ですけど(笑)
ニスの表面は荒れていても他は健康。購入以来不具合はありませんでした。
学生で買えるお値段で、ウンビャク万の楽器たちに肉薄する音だったことは確か(と今でも思ってるんだから幸せ)。
いい買い物でした。
さて、この楽器にもついに次の使用者が現れました。
今まで7/8サイズの楽器だった我が家のJr君であります。
6月に先生からフルサイズ(4/4)への楽器変更を告げられました。
複数ある使ってない(私と奥様の以前の楽器)のどれかを使って良いよと言ったところ、私の楽器を選んだJr君。
君の選択は正しい!でもあげないけどね。
ってことで貸してあげることになったわけです。
先生からは「各弦にアジャスター(音程調節を容易にするネジ部品)を付けておいてくださいね」とも言われました。
まだ自分で調弦するのに慣れていない子供への配慮です。
弦の端が留められている木のパーツ、三味線のバチみたいな部品をテールピースといいます。
このテールピースにアジャスターを4本の弦とも取り付けるわけですが、ちょっと良いグレードのテールピースにアジャスターを付けるのが忍びなく、ルックス的にごちゃごちゃするのも面白くなかったのですよ。

こんな風にね。
そこで、新しいテールピースを購入しました。
こちら。


アジャスター組み込みタイプのテールピース。これに取り替えます。
こちらで購入。
![]() Adjuster Builtin Boxwood Vn Tailpiece #2 |
板の表面がラウンドのタイプもありました。
![]() Adjuster Builtin Boxwood Vn Tailpiece #1 |
取り付けにはまず"あごあて"を外します。

おっと!クッションのコルクが劣化していました。
まあ経年劣化ですね。
次に弦を外していきますが、

A線1本だけは残しておきます。
っていうのが、全部外しちゃうと、駒も倒れて、駒は別に自分でなんとでもなるけど、楽器内部の魂柱が倒れちゃうと自分では立てられない~!
駒は弦の振動を楽器本体に伝えるのだ!駒(wikipedia)
魂柱は見えない内部で、表板の振動を裏板に伝えるのだよ。魂柱(wikipedia)
魂柱が外れて楽器の中をカラカラ彷徨うのは悲しいです。経験者です。えっへん(笑)


そこで、すぐ駒に圧力がかけられるように、糸巻きにD線を巻いて、用意!
奥様に駒を支えてもらっている間に、細心の注意を払ってエイヤッ!
忍法変わり身の術(笑)

成功です。
魂柱立ってますね。

残りの弦のE線とG線を張って、完了~!
かくして私の愛器はJr仕様に変身し、先々週から久々に仕事してくれています。
やっぱ楽器は弾かれてなんぼ。
喜んでいるでしょうね。
でも、私、駒がまっすぐ立ってるかな、、?
松ヤニまみれになってないかな?って心配してメンテするでしょうね~。
ってことで、滅多にやらないテールピース交換の記事でした。
おしまい。
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