改めていうまでもないけど、縦走っていっても走りませんよ。
子供の頃から走ることが宇宙で一番嫌いな私。
小児喘息があったから、マラソン大会なんてつらくて歯がゆい思い出しかないわけです。
呼吸困難にならずに運動を続けることができる体が欲しい!
なんて思っていましたが、実は最近走っても大丈夫なことに気付きました。
やっと大人になったってことか(笑)
いまさらですが、走るって悪い感覚じゃないんですね。
ちょっと気持ちよかったりすることに気付いてしまいました。
子供の頃に感じたかったな〜と思います。
大人になってからは走る機会のない生活ですが、実は歩くのだって基本的に好きではない。
だってめんどうだし。車や電車の方が当然早いしね。
ところが山なら歩くことが苦にならないんですよね。
なんでだろう? 不思議な山の魅力。

8月13日は雷鳥沢キャンプ場から一ノ越へ浄土川沿いの神の道を登っていきます。
そして雄山、大汝山、富士の折立と進む計画で、ポレポレ歩いて参りました。
その1:8/12 立山駅から室堂ターミナルはこちら
その2:8/12 室堂平から浄土山、一ノ越、室堂から雷鳥沢キャンプ場はこちら
その3:8/12 雷鳥沢キャンプ場は青空キラキラ〜の巻きはこちら
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Many thanks!

8月13日、東に立山連峰がそびえる雷鳥平の朝日はお寝坊さん。
6時37分になってやっと真砂岳から顔を出しました。
それがこの光のシャワー!

今年のお盆の連休で、最もお天気が安定すると見込んだ13日。
読みは幸運にも大当たり。
前日朝の浄土山は冷たい雨でつらーい登山でしたから、この日お天気不良なら無理せず雷鳥沢キャンプ場でのんびりしようと思っていました。
でもこの晴天でテン場でまったり過ごせる登山者がいるだろうか? いや居まい!
そうだよね〜。是非行こう!って奥様も乗り気!
みんな!出発準備を!


靴にゲイターを装着して、出発準備。

用意はOK?


うーんちょっと待って〜
何をしているのかと思ってたら、自分できれいに後ろ髪をお団子に。

できたよ〜
自分でできることが増えてくるってうれしいことだね。

遅いスタートですが、行ってみよう♪
9時、標高2277mから歩き始めました。



まず渡るのは浄土橋。浄土橋は雷鳥沢キャンプ場の北、称名川の源流に架かる橋。
冬季、雷鳥沢キャンプ場の閉鎖と共に橋桁が外されるのだそうです。
渡って突き当たりを左に進むと剣御前、大日岳方面。右に進めば大走り、一ノ越方面です。



イワイチョウ、シナノキンバイ、チングルマ
1つ目の沢を渡って、お花に元気づけられながら進め進め〜

大走りと一ノ越方面の分岐。もちろん直進。



まだまだほとんどスタート地点と変わらない標高。
フラットな道が歩きやすくて歩き始めたばかりの体にはちょうど良い感じ。

2つ目の沢は岩で徒渉の道が作ってあります。
アスレチック感覚で進んでいく子供たち。
Pinkの歩きを見守ってくれてる面倒見のよいBlueでありました。



ハクサンイチゲ、コイワカガミ、この白いつぼみはなんでしょうか?

道は称名川上流の浄土川上流に沿って進んでいきますが、途中お地蔵様が。
なんでオリに入ってるの?ってBlueの疑問。
確かに何故なんでしょうね。
鉄格子じゃなくて積雪対策の柱なのか。



この辺り、各所にヘリから降ろされた荷が道沿いに放置されています。
何かの部材?
登山道が荒れて、土が流れていますので、もしかすると木道を施行する予定なのかな〜

最初の登り。
林を抜けて進みます。



まだエンジンがしっかり回ってなっていないPink、ロープで電車ゴッコしながらテンションを維持。
奥様は雄山山頂を指差してノリノリ〜!まずは昨日登った浄土山を眺めながら進んでいきます。

10時半頃、標高約2500m地点。
振り返ると雷鳥沢キャンプ場があんなに小さい。
結構登ってきたね。


Pinkが帽子の紐を口にしていますね〜。こういう時のPink、ちょっと疲れてきた証拠。
結構登って来たけど、まだ一ノ越までは200mの標高差を残してることは黙っておこうっと(笑)

室堂から一ノ越へのメジャーな登山道が見えてきました。
たくさんの方が登っておられます。

Pinkの歩みはだんだんグデグデ〜に。
岩の上でハイハイ始めてるし。
でももう一ノ越見えてるんだよね。

室堂−一ノ越の道との合流地点を経て、

11時30分 一ノ越到着で大休憩しました。
標高差400m、コースタイム1時間半の道を、2時間半とゆっくり時間をかけて登って参りました。

さて、ここからが今日のメインイベント。
一ノ越から雄山への登りは標高差300mの急登、かつゴロゴロガレガレの道です。

11時50分 出発です。

槍ヶ岳も応援してくれているようです。
あのとんがりが見えると勇気がわいてくるんだよね。


かなりの急坂ですから、あっという間に一ノ越山荘が眼下に見下ろせるようになっていきます。

たくさんの登山者で賑わいもお祭りのよう。


Pinkをスリングとロープで確保して、一歩一歩、浮き石に乗らないように。
落石に注意して登って参ります。
我が家で読んでる絵本。
山登りの絵本も何冊かありますが、ポレポレといえばこちら。
表紙で澄んだ青空の中にそびえ立っているのが「たかいたかいやま」。そしてふもとの方に小さく佇んでいるのは、慌てんぼうのやぎくん、お調子者のはりねずみくん、しっかり者のぞうくん。これから頂上をめざして出発するのです。大丈夫なのかな?だって、やぎくんの荷物の大きさといったら・・・!(笑) |
しんどくなったらポレポレ。
楽しいときもポレポレ。
自分のペースを守って、ゆっくり確実に進んで行きます。

カメラの望遠で見ると雄山神社がもうすぐ。
大人だとそんなに遠くない距離。
でも5歳のPinkは、


目から汗(笑)
実は目から汗の理由にはアクシデントも1つ、確保用ロープを持ちながら向きを変えた私、バランスを崩して痛恨の転倒。
その場で体を支えて踏ん張って、私はダメージなしでしたが、Pinkの指の爪の下に出血してしましました。
ゴメンね。痛かった、、っていうか、ジンジン痛みがしばらく続くよね。
幸い骨折などないようです。
消毒と絆創膏で応急処置して進みます。
泣いてるPinkにBlueがキャラメルをくれました。やさしい兄ちゃん。よかったね、Pink。
幸い大きな事故にはつながらなかったものの、崖だったりしたらって思うとゾーッ。(≧へ≦);
今回の山登りの大きな反省点でした。

それにしてもあそこから登って来たんだね〜。
既にこの時点で彼女の登山歴における1日標高差を更新しております。
もう少し!がんばっ!

昨日は後ろの浄土山まで登ってあの道を降りてきたんだから!
行ける行ける。あとちょっと!
そして、

13時30分 雄山到着〜 ヾ(´∇`)ノ゙

(⌒▽⌒)V v(=。=||) v(^∇^)> ありゃ(笑)
精根尽き果てたご様子。



さっそく雄山神社峰本社で記念のお土産を物色。

Pinkはピンクのランドセルをゲットしたけど、Smile再開まで今しばらくお待ちください(笑)


左Blue撮影、右Red撮影の山頂家族写真でございます。
Pinkの笑顔、通常営業再開しました。



ここまで来たから頂上の峰本社 神殿でお払いしてもらわねば〜!
登拝料は大人500円、子供(小中学生)200円也
いざ、頂上へ!


はい!3003mの雄山頂上でございます。
Pink初めての3000mオーバーの山頂。
おんぶなしでよくここまで来たね!
ん?密かに奥様も3000m超は初めてだ〜。よね?



まじめにお祓いしてもらいましたので、その間の写真はありませんが、しっかりお神酒は頂きました。

家族で百名山登頂おめでとう〜
(^-^)∠ (*≧∇≦)/--(*⌒ー⌒)ο∠☆:---(*^▽^)ノ---(≧◇≦)~☆ (祝))))
って余韻を感じつつ、
それでは先に進みます〜。
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